レトロゲームをAnbernic社のAndroid端末でプレイしているのを動画撮影して、それをYouTube用に動画を作成している時の話です。
ANBERNIC社製のRG405Mを使ってレトロゲームのプレイ動画を撮影しました。Android 12なのでスクリーンレコード機能があります。このAndroidのスクリーンレコード機能で録画したものをWindows側のAdobe Premiere Pro CS6で読み込むと、音ズレが発生するのです。
何故か、Windows Media Playerなどで普通に再生すると音ズレは発生しません。
調べると固定レートとか可変レートの違いで音ズレが発生する可能性があるのだとか。
最初の開始だけズレているのかと思って切り貼りしてスタートの帳尻を合わせてみましたが、時間が進むにつれてだんだんズレてきます。これはもうお手上げです。
いろいろ試した結果、ffmpegでフレームレートを修正しなおせば補正できることが確認できました。
手順は以下の通りです。
- Windowsにffmpegをダウンロードして、コマンドプロンプトで使用できるようにします。
※私は「CODEX FFMPEG」の「ffmpeg-release-essentials.zip」というのをダウンロードし任意のフォルダに展開して、binフォルダにパスを通しました。 - それから下記のようにコマンドを入力します。
ffmpeg -i screen-20230717-114111.mp4 -r 59.80 screen-20230717-114111conv5980.mp4
※「screen-20230717-114111.mp4」が補正前の動画ファイル名です。
※「-r 59.80」がフレームレートを指定しています。
※「screen-20230717-114111conv5980.mp4」が出力する補正後の動画ファイル名です。
出力された動画ファイルをAdobe Premiere Pro CS6で読み込むと、音ズレが解消されていました。