チェックリスト

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何を隠そう、私は睡眠時無呼吸症候群(通称「無呼吸」)です。
気づいたきっかけから、右往左往してたどり着いた対応策なども紹介していきます。
無呼吸な人の人柱になれれば幸いです。

まず第1回目は、「気づくきっかけ」をお伝えします。
私が何をきっかけに無呼吸に気づいたのかと言うと、以下のような症状があったからです。

<無呼吸症候群セルフチェック項目Vol.1(睡眠障害判定)>

  1. 滅多に熟睡できない
    ひと晩中、意識がなく気づいたら朝だったというのが理想ですが、睡眠障害があると熟睡できず、眠りが浅くなり覚醒してしまいます。
  2. 昼間が必ず眠い
    お昼ご飯を食べると誰もが眠くなると思いますが、それが異常に眠いのです。しかも必ず眠くなります。しかし、昼食後に眠くなるのはよく聞くことなので、これだけでは決定打になりません。
  3. 午前中から眠い
    起床して朝食後、もう眠くなります。通勤電車ではつり革を持ちながら寝てしまいます。しかし、眠りが浅いとか睡眠時間が短いと普通にあり得ることなので、これも決定打とは言えません。
    これを決定打にするには、入眠と覚醒の時間を記録し、エビデンス(証跡)を残すことです。
  4. 異常に腹が減る
    日中起きている間、常に腹が空きます。食事をした後、30分もすればまた腹が減ります。だから体重もうなぎのぼりになります。体重もバロメーターにはなりますが、体調管理を厳密にしている人や我慢強い人は「最近よく腹が減るな〜」と思うことが一つのトリガーと言えるでしょう。
    なぜ腹が減るかと言うと、徹夜をした時に無性に食欲が湧いてしまうという経験はないですか?睡眠時間がなくなると、身体はその分をエネルギーを摂取して対応しようとします。それで食欲が湧いてしまうというわけです。異常に腹が減るのは、何らかの理由で「睡眠障害」があると疑いましょう。
  5. 夜中睡眠中におしっこに起きる
    夜中、寝ている間に1回でもおしっこに行くとそれは頻尿ということです。頻尿は、おしっこに起きるから睡眠の質を下げるという理由でダメだと思われがちですが、実は違います。本来人間は寝ている間は尿の生成を抑えるようにできています。しかし無呼吸になると夜中に数回おしっこします。そのメカニズムは次の通りです。
    1. 無呼吸になると酸素が欠乏する。
    2. 心臓が頑張ってバクバク動いて体に血液を送ろうとする。
    3. 心臓が頑張ると血圧が上がる。
    4. 血圧が上がると血液量が多いものと判断する。
    5. 血液中の水分を尿として排出しようとする。
    6. 尿が溜まり、おしっこに行く。

      上記のようなメカニズムで頻尿になります。「ひと晩に必ず2回はおしっこに起きる」など心当たりがある人は無呼吸もしくは高血圧の人です。
      私の場合は、ひと晩に2〜3回は必ずおしっこに起きていました。
      夏場でも頻尿の場合は要注意です。冬は発汗が少なくなるので頻尿になりやすいですが、夏場は発汗もあるので、基本的におしっこは少なくなるはずです。それでも頻尿になる場合は、100%確実に問題があります。

上記の項目に全て当てはまるという人は、睡眠障害を疑ってください。そして次の項目に当てはまる人は「無呼吸症候群」ほぼ確定です。今すぐかかりつけの医者に検査をお願いしてください。

<無呼吸症候群セルフチェック項目Vol.2(無呼吸判定)>

  1. 家族にいびきがうるさいと言われる
    いびきは仰向けで寝ていると、舌が垂れ下がり、気道をふさぎがちになって発生します。この「舌の垂れ下がり」が無呼吸の最大の要因です。
  2. 自分のいびきで目が醒めることがある
    通常自分のいびきで目が醒めることはありません。なぜ目が醒めるのかと言うと、無呼吸になって呼吸が再開する時に「ガッ!」と瞬間的に大きないびきがでます。無呼吸時に脳が覚醒するのはこの瞬間です。
  3. 寝ている時、肩で息をしないといけないことがある
    無呼吸になると当然息が苦しくなります。危険を感じて脳が覚醒し、呼吸を再開するのですが、酸素を取り込もうとして肩で息をする場面がでてきます。この時、私の場合は「息苦しい」と感じませんでした。息苦しさを感じる脳の部分が寝ている状態だったからかもしれません。それに、溺れるなどの呼吸ができない状況の夢をよく見ました。
  4. アゴが小さい
    医者に言わせると、いわゆる「しゃくれ」が理想的な骨格だそうです。
    アゴが小さいかどうかは、親知らずを抜いているかどうかでも判断できます。親知らずを抜いてしまうは何故かというと、アゴが小さいためで、歯が並ぶスペースがないので抜歯してしまうという対処法だからです。
  5. 太っている
    太っているとそれだけで気道周辺にも脂肪がついて、気道が狭くなります。しかし太っていなくても無呼吸になる人は多いです。
  6. あまりしゃべらない・しゃべることが好きではない
    普段あまり誰ともしゃべらないとか、無口な人は舌の筋肉が無くなっています。子供など若い人はなぜ無呼吸やいびきをかかないのかというと、筋肉に張りがあるからです。老化とともに筋肉に張りがなくなり垂れ下がってしまうのでいびきをかいてしまうのです。
  7. 扁桃腺が大きいと言われたことがある
    扁桃腺が大きいと、風邪などのウイルスをもらいやすいだけでなく、気道を狭くしてしまいます。大きすぎる人は手術で切除してしまう方が良いかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は単なる生活習慣病と位置付けられていますが、本当は恐ろしい病気なんです。次回は「睡眠時無呼吸症候群のデメリット」です。

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